平成18年度(第4期)事業報告書(平成18年6月1日より平成19年5月31日まで) |
(1) 全体の概要
(2) 運営について
1.諸会議の開催状況
2.経営の状況について
3.会務・事務局等の運営全般について
4.機器の更新等
(3) 個別の事業について
1.主として、まちの課題の発見と解決に向かって行う事業
−(1) まちのさまざまな課題の調査研究事業
−(2) その解決のための事業
1-(2)-1「桑名市都市計画マスタープランづくり」などへの会員の参加(通年)
1-(2)-2「桑名市まちづくり協働会議」への参加(〜平成18年11月)
1-(2)-3「みえの舞台づくり百人委員会」への参加(通年)
1-(2)-4「三重県NPO等からの協働事業提案」への参加(平成19年5月〜)
2.主として市民活動団体に対して行う事業
−(3) まちのさまざまな課題を解決しようとしている市民活動の調査研究事業
−(4) その市民活動への応援事業
2-(4)-1 桑員エコリーグの支援(通年)
2-(4)-2 桑員まちかど博物館の支援事業(通年)
2-(4)-3 桑員まちのファンクラブへの支援事業(通年)
2-(4)-4 みえ市民活動ネットワークへの応援事業(通年)
2-(4)-5 市民活動相談事業(通年)
2-(4)-6 会議室貸出事業(通年)
2-(4)-7 印刷事業(通年)
2-(4)-8 共同事務所事業(通年)
2-(4)-9 メーリングリスト・ホームページ提供事業(通年)
2-(4)-10 機器貸出事業(通年)
3.主として、不特定多数の市民に向かって行う事業
−(5) その市民活動を行いやすい環境の調査研究事業
−(6) その市民活動を行いやすい環境づくり事業
3-(6)-1 まちのかわら版による市民活動情報の提供(通年)
3-(6)-2 ホームページによる市民活動情報の提供(通年)
3-(6)-3 「桑名市NPO活動ニュース」の編集発行(通年)
(1) 全体の概要
特定非営利活動法人 みえきた市民活動センターは、平成16年4月法人登記をして設立した。決算期の関係で、今期(第第四期)は実質的にまる3年が終了する時期になります。設立当初に期したことに一定の成果が求められる期間でした。
それをふまえて、定款第二十条に添って総会で定めた事業の方針は、「1.安定的な財政基盤を確立する。」「2.市民活動団体の支援を中心に事業を行う。」「3.行政との協働を推進する。」「4.運営への会員の一層の参加を進める。」「5.会員の提案を、一層事業の形にしていく。」です。理事会ではこれを受けて当期の事業を計画しました。もちろん個別の方針単独に対応させてというのではなく、それぞれの事業で複数の方針を反映できるように取り組むようにしました。
けれども、前第三期からのながれであるマンパワーの低下が続き、併せて資金不足が追い打ちをかけ、小規模NPO法人の弱点が出てしまいました。したがって、今期はこれまで行ってきたさまざまな事業を一旦終了させ、身軽になって今後の新たな展開をするための準備を行うことになりました。
その中で、まず(方針1)「安定的な財政基盤を確立する」については、桑名市からの事業である「NPOニュースの編集・発行」を受託しました。また、まちのかわら版にまちづくり系の広告を掲載しました。これらは財政に寄与しましたが、一過性の収入であり、安定的なサポーターの拡大という形にはできませんでした。
次に、(方針2)「市民活動団体の支援を中心に事業を行う」については、特に、当会の基本的な事業である「まちのかわらばん」に注力しました。これは、情報の循環をつうじてこの地域の市民活動団体を応援するという意味です。共通する趣旨の事業として、「ホームページ等による市民活動情報の提供」を行いました。
また、当地域の環境系のネットワークづくりを応援するものとして、「桑員エコリーグの支援」、「桑員まちかど博物館の支援事業」「桑員まちのファンクラブへの支援事業」「みえ市民活動ネットワークへの応援事業」を行いました。また、不特定多数の市民活動団体への支援として、「市民活動相談事業」「会議室貸出事業」「印刷事業」「共同事務所事業」「メーリングリスト・ホームページ提供事業」「機器貸出事業」などの事業を行いました。
また、(方針3)「行政との協働を推進する」については、三重県や桑名市などが行う意見交換等に積極的に関わり発言していきました。桑名市関係では、「桑名市都市計画マスタープランづくり」などへの会員の参加、「桑名市まちづくり協働会議」への参加などです。また、三重県関係としては、「みえの舞台づくり百人委員会」への参加、「三重県NPO等からの協働事業提案」への委員派遣などです。特に「桑名市まちづくり協働会議」については、毎回レポートをまちのかわら版に掲載することができました。
さて、(方針4)「運営への会員の一層の参加を進める」および(方針5)「会員の提案を、一層事業の形にしていく」については、通常の事業展開の範囲内にとどまりました。
(2) 運営について
1.諸会議の開催状況
期間中、1回の総会と5回の理事会、その他必要に応じて個別の会議を開催した。
[総会]
○平成18年度第1回総会
日時:平成18年7月18日 午後8時から9時30分
場所:みえきた市民活動センター
出席者:正会員9名、監事2名(監事1名は非会員)
第一号議案 平成17年度事業報告案の承認の件
第二号議案 平成17年度決算案の承認の件
第三号議案 平成18年度事業の方針の件 他
[理事会]
○平成18年度第1回理事会
日時:平成18年10月30日 午後8時30分から9時30分
場所:みえきた市民活動センター
出席者:理事7名、監事1名
<報告事項>
第一号報告 くわなリバークルーズの閉店について。
<協議事項>
第一号議案 運営費・活動費について 他
○平成18年度第2回理事会
日時:.平成19年1月18日 午後8時から9時30分まで
場所:みえきた市民活動センター
出席者:理事8名
<報告事項>
第一号報告 理事長の辞任について 他
<審議事項>
第一号議案 理事長代行設置の件 他
<協議事項>
協議事項1 平成19年6月以降のみえきたについて 他
○平成18年度第3回理事会
日時:平成19年2月13日 午後8時から9時30分
場所:みえきた市民活動センター
出席者:理事9名、監事2名
<協議事項>
第一号議案 みえきた市民活動センターについて 他
○平成18年度第4回理事会
日時:平成19年3月6日 午後8時から9時30分
場所:みえきた市民活動センター
出席者:理事8名、監事2名
<報告事項>
第一号報告 みえきたの今後について、きょうまでのアクションについて 他
<審議事項>
第一号議案 まちのかわら版について 他
<協議・意見交換事項>
必要な意見交換を行った。
○平成18年度第5回理事会
日時:平成19年4月10日 午後8時30分から9時分
場所:みえきた市民活動センター
出席者:理事7名、監事1名
<審議事項>
第一号議案 「まちのかわら版」の休刊について 他
<協議・意見交換事項>
必要な意見交換を行った。
2.経営の状況について
今年度は、桑名市からの委託事業「NPOニュースの発行」を受託した。また、まちのかわら版にまちづくり系の広告を掲載し、広告収入を獲得した。その他に収入が発生する特別の事業を行うことはなく、また、会員の増減もなかった。これらから、当会の基本的な支出額は●●●万円程度であり、対応する収入額は年間●●●万円程度だった。このことから年間●●万円前後の収入不足を起こしており、これについては寄付金でまかなった。結果として、安定した財政基盤を確率するには至らなかった。
3.会務・事務局等の運営全般について
理事長の体調不良が続き、理事長代行もあまり機能しなかったため、事務局運営が一部のスタッフに集中しました。その結果、マンパワーの不足を招き、従来行ってきたさまざまな事業を見直し、まちのかわら版の発行をはじめ、今期末でほとんどの事業を一旦終了することになりました。また、5月末で事務局を移転し、事務局スタッフの常駐も廃止しました。
4.機器の更新等
新たに更新したものは特になく、事務局の移転に伴い、印刷機・紙折機のレンタルを終えた。また、机など備品で引き取ってもらえるものは引き取ってもらい、後のものは廃棄処分した。今後、新たな事務所には転送電話とファックスを設置する予定です。
(3) 個別の事業について
1.主として、まちの課題の発見と解決に向かって行う事業
−(1) まちのさまざまな課題の調査研究事業
−(2) その解決のための事業
1-(2)-1「桑名市都市計画マスタープランづくり」などへの会員の参加(通年)
合併による桑名市の新総合計画の策定にともない、「桑名市都市計画マスタープランづくり」および「みどりの基本計画づくり」に複数のメンバーが参加し、それぞれの立場から意見を述べました。
1-(2)-2「桑名市まちづくり協働会議」への参加(〜平成18年11月)
平成17年11月より毎月一回のペースで開催された「桑名市まちづくり協働会議」に、複数のメンバーが参加し、それぞれの立場から意見を述べました。また、その会議の内容を随時まちのかわら版に掲載して多くの人たちに知らせた。この会議は平成18年11月に市長への提言としてとりまとめて提出しました。
1-(2)-3「みえの舞台づくり百人委員会」への参加(通年)
三重県の新総合計画「県民しあわせプラン」次期戦略計画(平成19〜22年度)の策定にあたり、複数の会員が委員として参加し、意見を述べました。この事業は平成19年3月に終了しました。
1-(2)-4「三重県NPO等からの協働事業提案」への参加(平成19年5月〜)
平成19年度の「三重県NPO等からの協働事業提案」事業に、当会よりサポート委員をだした。この事業については次期も継続することになっています。
2.主として市民活動団体に対して行う事業
−(3) まちのさまざまな課題を解決しようとしている市民活動の調査研究事業
−(4) その市民活動への応援事業
2-(4)-1 桑員エコリーグの支援(通年)
桑員エコリーグについては、メーリングリストとホームページの提供を、当期末まで継続しました。
2-(4)-2 桑員まちかど博物館の支援事業(通年)
桑員まちかど博物館については、メーリングリスト、ホームページ、共同事務所の提供の他、事務局の引き受けを、当期末まで継続し終了しました。
2-(4)-3 桑員まちのファンクラブへの支援事業(通年)
まちのファンクラブについては、メーリングリスト、ホームページ、共同事務所の提供の他、事務局の引き受けを継続し終了しました。
2-(4)-4 みえ市民活動ネットワークへの応援事業(通年)
三重県全域の市民活動に関心のある人たちのネットワーク「みえ市民活動ネットワーク」については、メーリングリスト、ホームページ、事務所の提供を、当期末まで継続し終了しました。
2-(4)-5 市民活動相談事業(通年)
随時、市民活動に関する相談が持ち込まれます。市民活動センターとして、できるかぎり相談には応えるようにしました。ちょっとした質問やその場で解決できていく相談や依頼事項は100件ほどありました。
2-(4)-6 会議室貸出事業(通年)
市民活動団体や市民活動を行っている個人に、事務所の一部を会議室として市民活動団体に貸し出してきましたが、ほとんど利用されませんでした。
2-(4)-7 印刷事業(通年)
市民活動団体や市民活動を行っている個人に、当会の簡易印刷機を廉価で利用できるようにしていますが、ほとんど利用されませんでした。
2-(4)-8 共同事務所事業(通年)
市民活動団体の事務局担当者が自宅を市民活動の事務所とすると、担当者は一年中24時間対応を迫られることがあります。このような事務局担当者の負担とリスクを軽減するため、市民活動団体に事務局を提供し、郵便受けと電話の受信の対応のサービスを提供しました。8団体に共同事務所を提供しましたが、当期末で終了しました。
2-(4)-9 メーリングリスト・ホームページ提供事業(通年)
メーリングリストは、まちのファンクラブ、桑員エコリーグ、みえ市民活動ネットワーク、桑員まちかど博物館、くわなリバークルーズ等に提供しました。ホームページは、まちのファンクラブ、桑員まちかど博物館、みえ市民活動ネットワークなどに提供しました。また、サーバーのレンタルだけでなく、まちのファンクラブ、桑員まちかど博物館については、作成・更新の作業も行いました。これらについて、当期末で一旦終了しました。
2-(4)-10 機器貸出事業(通年)
市民活動団体や市民活動を行っている個人が、発表会などで使うビデオプロジェクター、スクリーン、テント等の貸し出しをしていますが、ほとんど利用されませんでした。
3.主として、不特定多数の市民に向かって行う事業
−(5) その市民活動を行いやすい環境の調査研究事業
−(6) その市民活動を行いやすい環境づくり事業
3-(6)-1 まちのかわら版による市民活動情報の提供(通年)
市民活動に関する情報をより多くの人たちに伝えるため、毎月一回、合計12回、まちのかわら版を発行しました。当会の事業のもっとも基本となる重要な事業であり、さまざまな収入をこの事業につぎ込んで実施しました。
具体的には、B5版20ページ〜24ページで毎月3000部を発行しました。桑員地域を対象にしているので、三重県、桑名市、いなべ市、東員町、木曽岬町、まちのファンクラブの後援を受け、桑員地域100カ所以上の拠点に配布しました。また、まちのファンクラブの会員への郵送、個人へのメーリングニュースも配信し、ホームページに記事を掲載しました。内容としては、イベント情報のほかに、団体の活動紹介、イベントの体験記事、募集記事を掲載しました。また、今期は寄稿の充実をはかり、市民活動に関する主張や地域の現状・課題などを伝えていくようにしました。
多く方々に惜しまれながら、この事業も当期末の48号で終了しました。
3-(6)-2 ホームページによる市民活動情報の提供(通年)
当会のホームページには、まちのかわらばんで紹介した市民活動団体が行うイベント情報、市民活動に関する情報、情報誌情報、団体情報、郷土歴史記事などや、市民活動団体へのリンクなどを掲載しました。
また、他団体の「桑員まちかど博物館」「まちのファンクラブ」「みえ市民活動ネットワーク」の情報を掲載し、市民活動に関するより豊富な情報のホームページとしました。
3-(6)-3「桑名市NPO活動ニュース」の編集発行(通年)
桑名市市民活動支援室から「桑名市NPO活動ニュース」の編集発行を受託し、年4回の全戸配布版と、年2回の据え置き版を編集・発行しました。